羽白 いむ

東京大学医学部医学科卒 現役医師
東大指導専門塾鉄緑会 物理・数学科元講師
物理基礎のトリセツ著者
数学のトリセツ共著者

問題へのアプローチ方法

状態変化のまとめ 4つの代表的な状態変化 さて,ここまで見てきた4つの状態変化は入試でも出題頻度が非常に高く,とってもとっても重要です! 特に $Q\in,\,\varDelta U,\,W\out$ ...

真空への断熱自由膨張

真空への断熱自由膨張 準静的ではない場合 準静的な断熱変化はこれまで見てきたように,熱力学第一法則やポアソンの法則を利用して解いていけばokです。 具体的な例を用いて考えてみましょう。 熱力学第一法則 ...

ポアソンの法則

ポアソンの法則 法則について さて,準静的変化であるような断熱変化では,以下のポアソンの法則が成立します。 このポアソンの法則を用いて,断熱変化の $P-V$グラフについて考えてみましょう。 ポアソン ...

断熱変化

断熱変化について 断熱変化となる状況 名前からも想像しやすいと思いますが,「外界との熱のやり取りが断たれた」状態変化です。気体を封入している容器が断熱材でできている場合などに実現します。 「断熱容器」 ...

等温変化

等温変化について 概説 こちらも名前の通り,「温度が一定」の状態変化です。 気体と外部の熱のやり取りが自由にできるようになっており,気体の温度が常に外界の温度と等しくなるような状況で実現します。 温度 ...

定圧変化

定圧変化について 定圧変化となる状況 こちらも名前の通りです。「圧力が一定」の変化です。 たとえば図のように,シリンダー内に気体を封入し,滑らかに動けるピストンを設置した状況を考えましょう。 ポイント ...

定積変化

様々な状態変化 状態変化における制約 気体を熱したり,外部から仕事を与えたりすると,気体の状態が変化します。 たとえば「体積が変わらない容器に気体が入っている」という状況では,「気体の体積が変化しない ...

熱力学第一法則

物理基礎の復習 「内部エネルギー」の復習はこちら! 内部エネルギーについて 気体分子運動論を踏まえて 物理基礎で気体の内部エネルギーについて学びましたが,気体分子運動論を学習したことで具体的に値を求め ...

気体分子運動論

微視的な議論 頭の切り替えを! ここまでは,気体全体をマクロ(巨視的な)な視点で考えました。本セクションではまず,気体分子の運動についてミクロ(微視的な)視点で議論をしてみましょう。 気体分子運動論の ...

気体の状態方程式

理想気体と実在気体 理想気体 現実世界の気体分子は,様々な力を受けて運動しています。重力はもちろんのこと,気体分子同士の相互作用も分子の運動に影響します。 さらにはそれに対応する位置エネルギーも考えた ...