力学 物理

円運動のまとめ【学習ロードマップ】

羽白 いむ

東京大学医学部医学科卒 現役医師
東大指導専門塾鉄緑会 物理・数学科元講師
物理基礎のトリセツ!著者
数学のトリセツ!共著者
「鉄緑会 東大物理問題集」共著者

円運動は,単振動・万有引力へとつながる回転運動の入口です。「向心加速度の向きは?」「遠心力はいつ使っていいの?」と混乱しやすい単元でもあります。

このページは,当サイトの円運動シリーズを学習順に整理したまとめページです。3記事+要点整理で,円運動の考え方を体系的にマスターできます。

円運動マスターへの3ステップ

Step1 等速円運動の基本をつかむ

角速度・周期・向心加速度など,円運動を記述する基本量を整理します。すべての土台になるステップです。

円運動 ①
円運動 ①
角速度の定義から速度・加速度の向きと大きさを導くところまで,円運動の基礎を1つずつ積み上げます。
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Step2 円運動の方程式を立てる

円運動の運動方程式の立て方と,回転する立場で考えるときの「遠心力」の扱いをマスターします。

円運動 ②
円運動 ②
微分を使った速度・加速度の求め方と,向心力に注目した運動方程式の立て方を整理します。
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Step3 非等速円運動を攻略する

鉛直面内の円運動など,速さが変化する円運動の解法を学習します。円運動の総仕上げです。

非等速円運動
非等速円運動
速さが変化する円運動の解析手順を,等速円運動との違いを踏まえて確認します。
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円運動の要点まとめ

基本量

ポイント
速さ$v=r\omega$$\omega$:角速度
向心方向の加速度$a=r\omega^2=\bun{v^2}{r}$向きは常に円の中心
周期$T=\dfrac{2\pi}{\omega}$1周にかかる時間

円運動の方程式

$F$ は中心向きの合力とし,向心方向の運動方程式,

$$m\dfrac{v^2}{r}=F$$

を立てます。物体と一緒に回転する立場で見るなら,遠心力 $m\bun{v^2}{r}$ を加えて「力のつり合い」として立式してもokです。

非等速円運動の定石

  1. 向心方向:円運動の方程式を立てる。
  2. 非等速円運動:力学的エネルギー保存則を立てる。
  3. 「離れる・たるむ」条件:垂直抗力や張力が $0$ 以上かどうかで判定する。

よくあるつまずきポイント

Q遠心力はいつ使っていい?
A物体と一緒に回転する立場で考えるときだけです。地上に静止した立場で見るなら遠心力は登場せず,向心方向の運動方程式を立てます。両者を混ぜるのが一番危険です。
Q「向心力」という力が見つかりません。
A向心力は重力や張力のような「実在の力」ではなく,中心向きの合力に付けた呼び名です。力の作用図には,実際に働く力だけをかきましょう。
Q鉛直面内の円運動で最高点を通過できる条件は?
A最高点で張力(または垂直抗力)が $0$ 以上であることが条件です。ちょうど $0$ のとき,重力だけで円運動する限界の速さになります。

さらに演習を積みたい人へ

円運動は,東大をはじめとする難関大入試の頻出テーマです。基本をマスターしたら,過去問ベースの問題集で仕上げの演習を積みましょう。

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