力学 物理

単振動のまとめ【学習ロードマップ】

羽白 いむ

東京大学医学部医学科卒 現役医師
東大指導専門塾鉄緑会 物理・数学科元講師
物理基礎のトリセツ!著者
数学のトリセツ!共著者
「鉄緑会 東大物理問題集」共著者

力学の最大の山場ともいえる「単振動」。入試でも超頻出のテーマですが,「式がごちゃごちゃしていて苦手…」という人が多い単元でもあります。

このページは,当サイトの単振動シリーズを学習順に整理したまとめページです。上から順に読み進めれば,単振動の基本から入試問題への対応まで体系的にマスターできます。すでに学習済みの人は,要点の確認やつまずきポイントのチェックにご活用ください!

単振動マスターへの4ステップ

Step1 単振動の概要をつかむ

まずは「単振動とはどんな運動か」から。等速円運動との関係を通じて,単振動を表す式のイメージを作ります。すべての土台になるステップです。

単振動の概要
単振動の概要
単振動を等速円運動の影として捉える見方から入り,一般的な運動方程式の形へと橋渡しします。
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Step2 速度と加速度を式で表す

単振動する物体の速度・加速度がどのような式で表されるかを確認します。「速さが最大になる位置はどこか」「加速度はどちらを向くか」がスラスラ答えられるようになるのが目標です。

単振動における速度と加速度
単振動における速度と加速度
円運動の速度・加速度から単振動のそれを導く方法と,微分を使った一般的な求め方を比較します。
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Step3 解析手順をマスターする

ここが単振動攻略の核心です。どんな単振動の問題でも同じ手順で解ける「解析テンプレート」を身につけます。この手順さえ習得すれば,初見の問題でも迷いません。

単振動の解析手順
単振動の解析手順
軸の設定から初期条件の読み取りまで,どんな設定でも迷わない4ステップの手順に落とし込みます。
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Step4 エネルギー保存則で仕上げる

「ある位置での速さ」を一撃で求められるのが単振動のエネルギー保存則です。公式の意味から使いどころまで理解して,単振動を完成させましょう。

単振動のエネルギー保存則
単振動のエネルギー保存則
手を離した位置を基準にする方法と,復元力の位置エネルギーを使うより見通しのよい方法を扱います。
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単振動の要点まとめ

各記事の要点をぎゅっと凝縮しました。学習後の総チェックにどうぞ。

単振動とは

変位に比例した復元力 $F=-k(x-x_0)$ を受ける物体の運動が単振動です。運動方程式を整理して $a=-\omega^2(x-x_0)$ の形が作れたら,その運動は単振動だと判断できます。

解析の3ステップ

  1. 運動方程式を立てて $a=-\omega^2(x-x_0)$ の形に整理する($x_0$ が振動中心)。
  2. $\omega$ から周期 $T=\dfrac{2\pi}{\omega}$ などを求める。
  3. 初期条件(はじめの位置・速度)から,グラフの形を意識して物体の運動を求める。

エネルギー保存則

振動中心からの変位を $x-x_0$ として,$\dfrac{1}{2}mv^2+\dfrac{1}{2}k(x-x_0)^2=\stext{(一定)}$ が成り立ちます。「ある位置での速さ」を問われたら,エネルギー保存則で解くのが有効です。

よくあるつまずきポイント

Q速さが最大になるのはどこ?
A振動中心です。振動の端では速さが $0$ になります。
Q周期は振幅によって変わる?
A変わりません。振幅が大きくても小さくても周期は同じです。
Q振動中心はどこになる?
A「合力が $0$ になる位置」です。鉛直ばね振り子では,ばねが自然長の位置ではなく「つり合いの位置」が振動中心になります。要注意!

さらに演習を積みたい人へ

単振動は東大をはじめとする難関大入試の頻出テーマです。基本をマスターしたら,過去問ベースの問題集で仕上げの演習を積みましょう。

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