波動 物理

レンズのまとめ【学習ロードマップ】

羽白 いむ

東京大学医学部医学科卒 現役医師
東大指導専門塾鉄緑会 物理・数学科元講師
物理基礎のトリセツ!著者
数学のトリセツ!共著者
「鉄緑会 東大物理問題集」共著者

作図と公式の両方が求められる「レンズ」。2026年の東大物理でも第3問で出題され,改めて注目される単元です。実像・虚像・虚光源と用語が増えていくため,1つずつ順番に固めることが大切です。

このページは,当サイトのレンズシリーズを学習順に整理したまとめページです。5記事+要点整理で,レンズと球面鏡を体系的にマスターできます。

レンズマスターへの5ステップ

Step1 凸レンズをつかむ

光を集める凸レンズから。作図に使う3本の光線と,実像・虚像のでき方をここで固めます。

凸レンズ
凸レンズ
光の進み方の作図ルールから,実像・虚像がどちらにできるかを焦点との位置関係で見分けます。
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Step2 凹レンズを理解する

光を広げる凹レンズ。凸レンズとの違いを意識しながら,虚像のでき方を確認します。

凹レンズ
凹レンズ
凹レンズでの光の進み方を凸レンズと比較しながら確認します。
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Step3 写像公式を使いこなす

レンズの主役 $\dfrac{1}{a}+\dfrac{1}{b}=\dfrac{1}{f}$ の登場です。符号のルールまで含めて正確にマスターします。

写像公式
写像公式
相似を使った写像公式の導出と,符号のルールを凸・凹レンズ双方で整理します。
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Step4 虚光源を攻略する

合わせレンズで登場する「虚光源」。ここが理解できれば,レンズが2枚になっても怖くありません。

虚光源
虚光源
レンズを重ねたときに現れる虚光源・実光源の区別と,合わせレンズでの写像公式の使い方を扱います。
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Step5 球面鏡で仕上げる

凹面鏡・凸面鏡もレンズと同じ枠組みで扱えます。レンズ分野の総仕上げです。

球面鏡
球面鏡
凹面鏡・凸面鏡それぞれの性質を確認し,レンズの公式と対応する球面鏡の式を導きます。
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レンズの要点まとめ

写像公式と符号のルール

物体とレンズの距離 $a$,像とレンズの距離 $b$,焦点距離 $f$ について $\dfrac{1}{a}+\dfrac{1}{b}=\dfrac{1}{f}$ が成り立ちます。倍率は $\left|\dfrac{b}{a}\right|$ です。

$f$凸レンズ凹レンズ
$b$実像(レンズの後方)虚像(レンズの前方)
$a$実光源(レンズの前方)虚光源(レンズの後方)

作図に使う光線

  • 光軸に平行な光 → 通過後,焦点を通る。
  • レンズの中心を通る光 → そのまま直進する。
  • (前方の焦点を通る光 → 通過後,光軸に平行に進む。)

よくあるつまずきポイント

Q実像と虚像はどう見分ける?
A実際に光が集まってできるのが実像(スクリーンに映る),レンズ越しに見えるだけなのが虚像です。写像公式では $b$ の符号がそのまま判定になります($b>0$ で実像)。
Q虚光源って何ですか…?
A「レンズがなければ光が集まるはずだった点」のことです。合わせレンズで前のレンズが作る像が,後ろのレンズにとっての光源になる際,それがレンズの後方にあるとき虚光源($a<0$)として扱います。
Q合わせレンズの解き方は?
A「前のレンズが作る像=次のレンズの光源」として,レンズ1枚ずつ順番に写像公式を適用します。2枚を同時に考えようとしないのがコツです。

さらに演習を積みたい人へ

レンズは,東大をはじめとする難関大入試の頻出テーマです。基本をマスターしたら,過去問ベースの問題集で仕上げの演習を積みましょう。

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