はじめに
物理基礎の特徴
共通テストで物理基礎の受験を考えているのは基本的に文系の受験生の皆さんかと思います。
4科目の中から受験する科目を選ぶにあたって各科目の特徴は押さえておくべきでしょう。物理基礎は何と言っても暗記事項が少ないです。一方で,計算が多いというイメージを持たれがちですが,そんなこともありません。

小学生レベルの計算ができれば充分。複雑な方程式なんてまず出てきません。
身の回りの現象を読み解いていく科目であり,その過程で一部数学を使用しますが,基本的なものばかりで複雑な知識は必要ありません。
数字を見るだけで全身が痒くなってしまう,というレベルのアレルギーを持っているような場合を除けば,とてもコスパよく対策できる科目といえるでしょう。
共通テストの傾向

共通テストの傾向
「物理現象の意味をわかっているか」を問われる問題が大部分を占めています。教科書や問題集に出てくる「典型問題」も出題される一方,基本問題を元にその場で考えて解く内容も多く出題されます。
実験や物理現象の「意味」を考えされられるような問題が多いですね。
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しかし「応用問題」かといわれるとそうではなく,教科書の基本的な内容がしっかりと理解できていれば確実に得点ができる問題ばかりです。公式の丸暗記ではなく,限られた公式や単語の意味をしっかりと「理解しながら」学習していくことが重要です。
出題量
文章量は多いですが,計算量は限られており,試験時間が足りなくなることはないでしょう。基本事項がしっかりと理解できていれば試験時間内に完答することも難しくありません。

羽白は毎年,ペンを使わずに10分で解いています。
出題傾向
実験や身の回りの物理現象を通じて,公式を理解して使いこなせるかを問われる。
問題設定がやや複雑で文章が長く,理解するのにやや時間がかかる。
勉強の進め方
まずは1周
全体でどのくらいの分量があるのかを確認する意味も兼ねて,早いうちにさっと1周学習を終えるのがおすすめです。

1周で終わらせるわけではないので,7割くらいの理解でok!
様々な式が出てくるので,中途半端な知識で先に進むことに気が引ける気持ちはとってもわかるのですが,まずはさっと1周することが何よりも大事です。おすすめの書籍はもちろんトリセツです。
独学が難しいのが物理の特徴!映像解説が付いているトリセツなら安心!
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共通テスト対策として最強のお供になること間違いなし!
全ての範囲を網羅的に解説しているので,内容をしっかり理解できれば満点も充分狙えます!
教科書の通読も大切
上にも述べた通り,身の回りの現象についてなどの具体的な内容が多く問われます。
市販されている参考書はどちらかというと公式の解説などに偏りがちですが,学校の教科書はコラムなどに実験や身近な現象の話が沢山載っています。一通り学習が終わったら,共通テスト対策として「教科書を一通り読む」という学習を追加しましょう。
取り組む時期は共通テストの対策を始める高校3年生の夏以降で十分です。

市販の参考書は「効率よく必要な部分を学習できる!」という特徴がある反面,こうした「実験」や「日常の物理現象」には触れられていないことが多いです。
高3での対策

学習ペース
他科目との兼ね合いがあるので,一概に「この時期から始めるのが正解!」というのはありません。
可能であれば,高校3年生の夏休みに集中的に学習を進めるのがおすすめです。2学期に入るタイミングで復習を始められるくらいのペースであれば完璧。1周目の復習をしながら,問題演習や過去問を通じて理解を深めていきましょう。
過去問の使い方
多くやればいいというわけではありません。共通テストの過去問を全て解けば充分だと思います。

傾向が変わるので,センター試験の過去問までは手を出さなくて良いでしょう。
直前の共通テストの問題は最後に取っておきたい気持ちはわかりますが,傾向を理解して日々の学習に活かすという意味で早めに解いておくのがオススメです。
そういえば去年はこれが問われていたな!といったことがわかっていれば,対策で力を入れるべき部分も見えてきやすいです!
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直前期には,対策パックが販売されると思いますのでそちらも可能な限り演習しましょう。
また,過去問演習をする際には時間を短く設定して解きましょう。20分程度がおすすめです。
同時並行で
過去問を解き進めつつ,上に述べた教科書の読み込みを少しずつ進めましょう。
他の勉強に疲れたときの息抜き程度に,少しずつ読み進めていくのがよいですね。
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高3での学習の進め方
夏休みの終わりまでに1周終えるペースを目標に学習を進める。
高3の夏以降,教科書を一読する。
直前の対策

まずは基本の確認
教科書に載っている基本的な公式を「ちゃんと理解しているか?」を確認しましょう。

自分の言葉で説明できることが何より大切!
再度教科書の読み直し
直前期は「問題をとにかく解く」という学習は効率が非常に悪いです。
解いた問題の中で曖昧だった内容は参考書に戻って,しっかりと理解を深める。ここの部分にしっかりと時間を割くことが非常に大切です。
直前の対策
直前に問題をひたすら解くのは非効率的!
少しでも不安が残る部分は参考書や教科書を見て知識の整理を!
試験中の取り組み方
とにかく問題文をよく読む!
問題文は長いですが,そのぶんヒントも散りばめられています。
正しく状況設定を理解しながら,ヒントとなる部分,与えられている情報を丁寧に読むことが非常に重要です。

問題を解く中で手が止まってしまったときも,落ち着いて問題文を読み直すとよいでしょう。
問題を解く順番
時間がなくなることは考えにくいので,どの問題から解いてもよいでしょう。
後半は大きな1つの実験や事柄についての大問になるため,前半の小問から解き進めるのがオススメです。
心に余裕を持つ
「こんな設定見たことない!」と思っても安心してください。
だいたい周りの受験生も同じことを思っているはずです。
問題の設定,状況を知らないのが自分だけなんてことはまずないですからね!
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むしろ共通テストはひねられた設定であることが多いので,「この問題見たことある!」とはなりにくいのです。
一見難しそうに見えても必ず落ち着いて。

教科書に載っている公式で解けます。焦らず問題文を読み直しながら紐解いていきましょう。
それでも焦ってしまったら
そういうこともあるでしょう。
そんなときは!トイレに行くのがオススメです!
試験会場のピリついた雰囲気から離れることで,思いの外リラックスできるかもしれません。
試験本番での心得
少しひねった出題ばかりなので,「見たことある問題」はまず出ません。見慣れない設定だからといって焦らないこと!
焦らずゆっくり問題文をよく読むこと!
まとめ
覚える公式は少ないですが,「公式の意味」や「身の回りの物理現象」についてしっかりと理解しておくことが求められます。
直前に詰め込むよりも,余裕を持って何周も学習をすることが重要ですので計画的に!

入試本番は焦らずに!最後まで自分を信じて…!