波動 物理

衝撃波

羽白 いむ

東京大学医学部医学科卒 現役医師
東大指導専門塾鉄緑会 物理・数学科元講師
物理基礎のトリセツ著者
数学のトリセツ共著者

衝撃波

音源の速さがとっても大きいと…

これまでは,音源の速さ $v$ が音速 $c$ よりも小さいことを前提として考えてきましたが,そうでない場合はどうでしょうか。

羽白

音源が,自らが出した音波を追い越して先へ先へと進んでいく状況です。

このような状況において,音源が出す音波の円形の波面を図示すると次のとおりになります。

物理721

この円形の音波は,色を付けた直線の部分で何重にも重なり合い,強め合います。

この直線部分に生成される波は,衝撃波と呼ばれています。

成り立つ式

図を利用して

ここで,音源が音を出し始めてから $\varDelta t$ だけ時間が経過しているものとしましょう。

羽白

先ほどの図を再度確認してください。

はじめに音源が出した音は,その位置を中心に $c\varDelta t$ だけ広がっています。

一方,音源は $v\varDelta t$ だけ進んでいますので,図に示した角度 $\theta$ について,

$$\sin\theta=\mskip 4mu\bun{c\varDelta t}{v\varDelta t}\mskip 5mu=\mskip 4mu\bun{c}{v}\mskip 5mu$$

が成り立つことがわかります。

衝撃波

音源の速さ $v$ が音速 $c$ より大きくなると,衝撃波が生成される。

物理722

図に示す角度 $\theta$ について,

$$\sin\theta=\mskip 4mu\bun{c}{v}\mskip 5mu$$

が成立する。

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