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誰もが考える「勉強時間が欲しい」
「勉強時間を増やしたい」,これは受験生に限らず,「勉強したい課題」を抱える誰もが考えることでしょう。
しかし,「やらなきゃ」と頭ではわかっていても,昼寝をしてしまったり,スマートフォンを触ってしまったり,気がついたら勉強時間が減ってしまっているということは多々ありますよね。
羽白は学生時代から,社会人に至った今でも「どうやったら勉強時間を増やせるか,効率よく学習できるか」を考え続けています。
そんな私の経験から,勉強時間を少しでも増やすための工夫をご紹介します。
【結論】最も大切なこと
勉強時間を増やしたいと考える
どうしたら誘惑に負けずに勉強時間を増やせるかを考えるにあたって,最も大切なのは「もっと勉強時間を増やしたい」と考え続けることです。
言うまでもありませんが,勉強時間を増やしたいという気持ちがなければ勉強時間は増えません!
私は高校生のとき,トイレやお風呂の中でも常に「どうしたら勉強時間をもっと増やせるか」を考え続けていました。
「こうしたら勉強時間を増やせるんじゃないか」という方法が思いついたら,それを実行してPDCAサイクルを回します。
PDCAサイクルを用いて勉強時間を増やす1例
よく私自身が失敗していた計画例を用いて,PDCAサイクルをみてみましょう。
Plan(計画)
図書館で日中の学習を終えて帰宅する際に,以下のような計画を立てたとします。
Plan(計画)
家に帰ったらご飯を食べてすぐに勉強を始める。
21時になったらお風呂に入って,英単語を30個覚えてから寝る。
Do(実行)
この計画を実行すればよいのですが…。
家に帰ったら勉強する気が起きず,テレビを観てすぐに寝てしまいました。
「これだけ日中に集中力維持できたし,夜も頑張れるはず!」と意気込んで家に帰るのですが,いざ帰ってみると人が変わったようにやる気が無くなってしまうこと,よくありませんか…?
Check(評価)
何が悪かったのかを考えてみましょう。
反省点
- テレビのある部屋に行ってしまった。
- ご飯を先に食べてしまった。
- お風呂からあがったタイミングで気持ちを切り替えられなかった。
他にも色々あるかもしれませんが,羽白は上記のような問題点をよく考えます。
Act(改善)
改善策を挙げてみましょう。
改善策
- ご飯を食べ終わったらすぐに自分の部屋にいく。
- 家に帰って少し勉強してからご飯を食べるようにする。
- ベッドに予め単語帳を置いておく。寝っ転がりながらでも必ず単語帳を開く。
方法は人それぞれでしょう。慣れてくると自分に合った改善策がスムーズに見つかるようになります。
考えた改善策を翌日から実行すればok!
1回で解決することは少ないので,何度もPDCAサイクルを回します!
羽白が思う,勉強時間を増やすための改善策の具体的なポイント
PDCAサイクルの中でも,「改善策を考える」ところでつまずく人も多いでしょう。
先ほどのPDCAサイクルの例と関連付けながら,羽白が今までに様々な方法を試してきた中で 汎用性が高いと感じたものを紹介します!
① 勉強する場所を選ぶ
「どこで勉強するか」。羽白が最も重要だと考えているものです。
家で集中できないタイプなら家に帰らない。家で集中できるタイプなら外に出ない。
同じ家の中にしても,集中力が切れたタイミングでリビングに移動してみる,といった工夫も有効です。
羽白は家で勉強できないタイプです。必ず家を出て,カフェや図書館で勉強します。
② 食事のタイミングを考える
食後はどうしても眠くなります。
これはもう仕方がないことなので,それを踏まえた上で予め勉強の計画を立てておきます。
計画例
- 食後は集中力が切れにくい「得意分野」や「好きな科目」の勉強をする時間にする。
- 絶対にその日に終えなければいけない勉強は,夕食前までに済ませるようにする。
- 眠くなってきたら,「散歩をしながらリスニングをする」など,眠気が薄れる方法で勉強をする。
昼ごはんを食べた後に昼寝をしてしまった場合も,夜ご飯の後にうとうとしてしまってそのまま朝を迎えてしまった場合も,ロスする時間は非常に大きいです。
食後の眠気との上手な付き合い方をいかに身につけるかはとっても大切なのです。
羽白は夜型なので夕食後は比較的集中力を保てるのですが,昼食後に眠くなって昼寝をしてしまう失敗が多々。受験直前は眠くならないように,昼食を3回に分けて食べていました。
③ どんな場所でも勉強できる習慣をつける
電車での移動時間,歩いている時間,ご飯を食べている時間。
どの時間もボーッとしているのはもったいない。
うまく使えばどれも勉強時間になります。
受験勉強では,こうした時間を有効活用して英語のリスニングをするのがおすすめです。
問題を解くのではなく,聞き流すだけで十分です。
移動中はイヤホンを使って,食事中は近くにスピーカーを置くことで,手軽に英文を聞くことができますね。
PDCAサイクルの「Act」つまり「改善策」を考える時間にするのも有用ですね。
勉強時間を多く確保できる人の共通点
「勉強できた人」に必ず共通することは,「勉強を始められた」ということです。
勉強時間が多い人は,よりスムーズに勉強を始められるのです。
多くの人が経験していると思いますが,勉強は一度始めてしまえば思いの外集中力が続くもの。
始めるまでが最も大変なのです。
机に座って勉強を始めるまでが最大の勝負。「どうしたらスムーズに勉強を始められるか」という点を強く意識して計画を立てるとうまくいくことでしょう。
意識すべきこと
特に「どうやって勉強を始めるか」に焦点を当てて計画を立てる。
やってはいけない工夫
勉強時間を増やすための試みの中で最も良くなかったと思うものは「睡眠時間を削る」です。
確かにその日の勉強時間は増えますが,翌日にその分早く寝てしまったり,日中に勉強に集中できなかったりと,トータルで考えると間違いなく効率が落ちます。
人それぞれ必要な睡眠時間は異なると思いますが,「何時間くらい寝れば次の日の勉強に影響しないか」は自然とわかってくると思いますので,それ以上に無理して睡眠時間を削るのはおすすめしません。
おすすめできない計画
睡眠時間を削る。
最終的な完成形
メリハリも重要
勉強時間を増やすための方法を考え続け,自分に合った方法が見つかれば,最終的には「寝ている時間とお風呂に入っている時間以外は全て勉強しています」という状況に至ります。
高校3年生の受験直前期の私はまさにこの状態でした。
しかしこれは受験の直前であったからこそ為せた技であり,365日ずっとこの状態を維持できる人なんているはずがありません。
メリハリも重要です。大学受験であれば,年が明けてから本気モードスタートくらいがちょうど良いと思います。
そのまま共通テスト,二次試験を終えるまで,二ヶ月弱であれば突っ走れるはずです。
私の恩師も年明けの直前講座で「ここからあと1ヶ月,この1ヶ月すら本気で頑張れない人は,この先の人生ずっと頑張れない」と言っていました。本当にその通りだと思います。
いつでも本気モードに入れるように準備しておくことが大切
「本気で勉強しなきゃ!」と思ったとき,すぐに本気モードに入れるようにしっかりと準備しておくことが大切です。
日頃から常に「もっと勉強時間を増やしたい!」と考え続け,そのための試行錯誤を続けることで,来る日に備えておきましょう。
まとめ
勉強時間を少しでも増やすためのTipsについて紹介しました。
方法は人それぞれですが,「もっと勉強時間を増やしたい!」と日々考え続けることが最も重要です。
日頃から常に本気モードでないにしても,PDCAサイクルを回して試行錯誤を繰り返しながら,「本気で勉強しなきゃ!」と思ったときにスムーズに本気モードに入れるように準備を勧めておきましょう!