衝撃波
音源の速さがとっても大きいと…
これまでは,音源の速さ $v$ が音速 $c$ よりも小さいことを前提として考えてきましたが,そうでない場合はどうでしょうか。

音源が,自らが出した音波を追い越して先へ先へと進んでいく状況です。
このような状況において,音源が出す音波の円形の波面を図示すると次のとおりになります。
この円形の音波は,色を付けた直線の部分で何重にも重なり合い,強め合います。
この直線部分に生成される波は,衝撃波と呼ばれています。
成り立つ式
図を利用して
ここで,音源が音を出し始めてから $\varDelta t$ だけ時間が経過しているものとしましょう。

先ほどの図を再度確認してください。
はじめに音源が出した音は,その位置を中心に $c\varDelta t$ だけ広がっています。
一方,音源は $v\varDelta t$ だけ進んでいますので,図に示した角度 $\theta$ について,
$$\sin\theta=\mskip 4mu\bun{c\varDelta t}{v\varDelta t}\mskip 5mu=\mskip 4mu\bun{c}{v}\mskip 5mu$$
が成り立つことがわかります。
衝撃波
音源の速さ $v$ が音速 $c$ より大きくなると,衝撃波が生成される。
図に示す角度 $\theta$ について,
$$\sin\theta=\mskip 4mu\bun{c}{v}\mskip 5mu$$
が成立する。